ブックツリーと星

大学にもまともに通わず、バイトに明け暮れるトモ。夜の店で働き酔っ払ってはトモの家に押しかけて眠りこけていく、同じアパートの住人コト。

トモはバイト先で起きたある事件をきっかけに、抱えている鬱屈した心情をコトにさらけ出し、そこからコトも自分自身を見つめ直すことになります。

コトのかざす正論に誠実に返すトモが愛らしく、自分の世界を踏み荒らされてムシャクシャしながらも、その誠実さにかすかに光を見つけるコトも愛おしくて、この二人がすごく大好きになってしまいました。

あ、コトは読書家で本に対する愛情が異常なほどな女性です。本を読むのが好きな人は、そこでも共感する部分もあるかも。

後半の「Spica@乙女座」「早紀ちゃん編」は中・高生の甘酸っぱい恋愛物語。誰もが好きなやつ。安心してキュンキュンしちゃってくださいね！

３つのストーリーが重なり合って、そこで更に(*ﾉｪﾉ)ｷｬｰ!!となること間違いなし。どの物語からでもOKですが、最終話だけは最後にお読みください。

私の好みド真ん中ストレートにきた大好きなお話。おすすめです！