少女は退屈していた。
父親の船に乗り込んではみても、やることはなく、空を見上げるばかり。
ところが、そんな空から金髪碧眼の天女が降ってきて……。
独特の世界観を軸に繰り広げられたのは、とても安定感と安心感にあふれる王道的展開を見せる物語だったわ。
非常に生き生きとした主人公が最後まで物語を引っ張るので、たいへん読みやすくもあったわね。
どちらかというと、書き下ろしの文庫本が似合う作品と思われる綺麗に纏まりのある作品なので、一気読みがおすすめよ。是非一度読んでみてちょうだいな♥
登録:2021/7/11 21:45
更新:2021/7/23 17:15