紅の薄様
- 作品更新日:2020/6/10
- 投稿日:2021/7/11
砂の通い路
- 作品更新日:2018/7/12
- 投稿日:2021/7/11
竹中緋色に恋は難しい
入院した幼なじみの少女を励ますために、タロットカードを披露する少年のお話。 病院の描写などで、TVドラマなどのイメージをもとに描かれたのだろうか、とちょこちょこ首を傾げる部分や、荒削りで矛盾と思われる部分もあるのですが。 タロットカードの意味を知っていると、少年のついた嘘も、その噂をつかせた想いも、ラスト近くで明かされる少女の想いとともに、よりいっそう胸にしみいります。みずみずしい感性の短編です。
- 作品更新日:2018/12/11
- 投稿日:2021/7/10
加糖珈琲店
一杯のコーヒーに寄せて走馬灯のように語られていく、一人の男の人生。 苦手なコーヒーを初めて全て飲み干した時、男はようやく自分の人生と息子の選択を受け入れられたのだろうと思います。 良質な短編です。
- 作品更新日:2017/12/14
- 投稿日:2021/7/11
フォルカスの倫理的な死
まさに地獄への道は善意で舗装されている的なSF。 ある種の倫理が内包する矛盾と、それが行き着いた先であらわれるディストピアがみごとに描き出されています。社会派SFの良質な短編。
- 作品更新日:2016/6/17
- 投稿日:2021/7/11
誰より笑顔が似合う人
- 作品更新日:2020/1/26
- 投稿日:2022/5/17
この夏の、延長線上で
- 作品更新日:2020/9/7
- 投稿日:2021/7/13
狼少女の恋わずらい
どこか密やかな女子高生の恋と、彼女の嘘に翻弄されてくれているようで翻弄されきってくれない先生。息を潜めて相手の出方をうかがって、ひっそりと混ぜこんだ本音を嘘にすり替える、そんなどこか息詰まるような恋の行方。 ……ずるい大人はやっぱりずるい大人だなぁと、最後はちょっぴりニヤリとしたくなります。
- 作品更新日:2019/12/8
- 投稿日:2021/7/12
おばあちゃんと猫、夏を見てる
私の記憶する夏は、ただ暑くうっとうしいばかりで、この物語に語られるようなうつくしい季節であったためしがありません。 なのになぜでしょうか、さわやかな水の匂いや、楽しげに客を迎える準備をする誰かの姿を、ここに描かれた光景を、ひどくなつかしく感じます。 この物語に描かれた夏の情景は、やさしく、キラキラと輝いていて、同時にどこか切ない。それがなぜなのかは、読み進めるうちにわかってくるのですが。 また、来年も。できれば再来年も。おばあちゃんと猫が、同じようにキラキラとした夏を迎えられれば良いと、読み終わるころには胸しめつけられる心地がします。 なにげなく、幸せで、切ない夏の情景を、ぜひ噛みしめてみていただきたい、短くも心惹かれる物語です。
- 作品更新日:2018/8/7
- 投稿日:2021/7/12
この気持ちは恋じゃない
- 作品更新日:2022/5/12
- 投稿日:2022/5/18