刀師-かたなし-
ある野鍛冶の職人が、刀の魅力に心を奪われる物語。圧巻の筆力で、彼らの情熱と危うさを見事に描いた、読み応えのある一品です。
- 作品更新日:2023/7/3
- 投稿日:2021/8/29
ぱくぱくのお花
ある少女と、お世話が必要になったおばあちゃんの物語、おばあちゃんの本当の気持ちに触れ、思わず涙しました。読む人の心に花を咲かせる、素敵な一作です。
- 作品更新日:2021/4/4
- 投稿日:2021/8/29
足跡を追いかけて
夢に振り回され惨めな姿となった父、そして、裏切られた父を想い行動に移す娘、絶望と希望が交錯する温かいヒューマンドラマです。
- 作品更新日:2021/1/24
- 投稿日:2021/8/29
なんであのとき
無情にも少女を引き裂いた電車のドア、そこから始まる残酷な運命に胸が締め付けられました。なんであのとき、題名の言葉が頭をよぎり、悲しさでいっぱいになります。
- 作品更新日:2020/9/22
- 投稿日:2021/8/29
ターニングアスパラ
人生の一大事を控えた主人公、朝ごはんでの家族とのやり取りにホッコリしました。短いながらも家族の温もりを感じさせる小説、こんな一家に生まれれば幸せでしょうね。
- 作品更新日:2020/4/20
- 投稿日:2021/8/29
この赤い糸の先に。
不思議な少女からもらった赤い眼鏡、それは大事な大事なあることが分かる道具だった。真実を知ってしまった私は、大きな決断をする。そう、私に後悔なんてないのだ。 主人公の強い意志と、友を想う心、それはあまりにまぶしくて、美しく、私の心を掴んで離しませんでした。行間から溢れ出した優しさに、荒んだ気持ちも洗われるような、素敵な一作です。
- 作品更新日:2021/4/4
- 投稿日:2021/9/5
Pen Friend
弁護士からお願いされたのは、ある子供とペンフレンドになってほしいというものだった。その子から受け取った手紙に書かれていたのは、数え切れないほどの「死にたい」という文字だった。 あまりに悲惨な事件と、裏側に隠された真相、どちらが正気で、何が正義なのか、社会の問題に鋭く切り込み、読者に訴えかける一作となっていました。
- 作品更新日:2019/5/10
- 投稿日:2021/9/5
星渡りの匣
伝染病により村の仲間たちが次々と倒れ、残ったのはンドゥークとレイラだけとなった。新しい住処を求めて旅をする二人、村を出て十日目に出会った老女から聞いたのは、「星渡りの匣」の存在だった。 村を襲った悲劇とあてのない彼らの旅、そして終焉の地で待っていた「匣」の正体、めくるめく展開は読む人の心をつかみ、感動と興奮が胸に広がります。
- 作品更新日:2021/1/16
- 投稿日:2021/9/5
おにぎり 12+2
母が嫌いな私は、高校を卒業してすぐに家を出ていく。お母さんみたいには絶対にならない、そう思っていたのに何人もの男に遊ばれ身も心もボロボロになり、疲れ切った私は家へと帰ってきてしまう。 家に帰れば机に置かれている、何も言わぬそのおにぎり、お母さんの深い深い愛を感じました。読む人の心を打つ、素敵なヒューマンドラマです。
- 作品更新日:2020/8/29
- 投稿日:2021/7/27
哲学するラブカ
仕事で多忙を極める中、主人公はあることを願う。ラブカになって思考の海を漂いたい。その願いは叶い、深海魚となって思考を繰り返すが、やがて後悔と葛藤の渦に飲み込まれていく。 光の届かない暗闇の中で、記憶にある偉人の言葉を浮かべながら、命の真理へと迫っていくストーリー、至る所で作者様の教養が滲み出ており、唸らされました。心優しい登場人物達にも温かな気持ちにさせられ、非常に完成度の高い作品になっています。
- 作品更新日:2021/4/27
- 投稿日:2021/7/27