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カクヨム恋愛完結非公開

[短編集]スイートホワイトデー詰め合わせ

なんというか、恋愛を書ける人はやっぱりモテるんだろうな、ってイメージがあるんですけど、それは決して自然とモテる人ではなくて、モテるための努力を惜しまない人なんだな、と。異性のことがきちんと理解できて、タイミングを逃さない、仕事もできる人。自らの中にそういった積み上げがないと、軽く、ウソっぽくなってしまうから。 様々な世代を等身大で描いた起承転結の見事な短編集でした。

3.5
  • 作品更新日:2017/3/12
  • 投稿日:2021/7/14
カクヨムファンタジー連載:62話完結

罪咎の星と薄明の空

ややスロースタート気味なお話ではありますが、真実が明らかにされて行くにつれ、読むスピードがグングン加速してしまった、そんな感じで一息で読んでしまいました。 神々の優しさ、厳しさ、潔さが序盤のドロドロ感を洗い流してくれる、そんな読後感。もう少し読んでいたかったです。

5.0
  • 作品更新日:2021/1/30
  • 投稿日:2021/7/30
カクヨムファンタジー連載:646話

俺たちの関係をデットエンドで終わらせねぇ!!

異世界に転生しない現代ファンタジーもの。漫才のようにキレの良いネタとスピーディーな展開でグイグイ来ます。鬼畜主人公が敵を容赦なくぶっ壊す様は圧巻。そして相棒の櫻井くんが容赦なくぶっ壊される(けどしぶとい)様も圧巻。おすすめです。

5.0
  • 作品更新日:2022/6/23
  • 投稿日:2021/7/25
カクヨムファンタジー連載:11話完結

旅は竜連れ世は情け

とりあえず泣いた、ということで。 (劇中にそういった描写があるわけではありません) 不思議と爽やかな読後感と同時にこういったファンタジーが書ける作者への憧れといいますか、そうなりたい、と心底思います。 年齢、性別、読み手書き手問わず、多くの人に是非読んでほしい、そんな作品です。

5.0
  • 作品更新日:2017/11/28
  • 投稿日:2021/7/17
カクヨム歴史・時代短編完結

崖に向かう一本道で

長編と短編、どちらが難しいか? その一つの答えがここにある気がします。 この話を読んで「あ、こんなのでいいんだ」って思う方、悪いことは言いません。長編の道を歩んで下さい。 歳食ったおっさんが五年近く覚えてられる掌編って、そうそうないですからね。読者の記憶にまざまざと刻み込むイメージをこの文字数で表現するには余程の推敲を重ねたんじゃないかな、と推測します。 そんな作品です。

4.0
  • 作品更新日:2016/2/23
  • 投稿日:2021/7/19
カクヨムノンフィクション連載:57話

だから僕は、今日も小説が書けない。

小説を書くことが三度の飯より大好きなのに、やむを得ない事情で書くことができない、とある男の日常というか日記。 抑えきれないほどの執筆欲求が叶わぬつらい日々が、切々と綴られるという、アンチリアリズムを追求した渾身のエターナルラブ! (というか言い訳がましいので星1つにします)

1.0
  • 作品更新日:2023/8/22
  • 投稿日:2021/7/21
カクヨムその他連載:201話

クロコウ!

大学を出た古い世代であれば、「工業高校」と聞くだけでバカなやつらだと見下すような人もいるかもしれない。 クロコウは違う。むしろ受験にいそしむ進学組がお子様に思えるほど、実戦的な競争社会。そこに妥協は一切ない。最新の技術の粋(例えば電子顕微鏡)が惜しげもなく学校生活(服装検査)に活用され、合理的な精神論で頭髪にダメ出しをされる。自分たちが作成した商品の売り上げをかけ、商品コンセプト、デザイン、安全性、重量、果ては競合するメーカーとの差別化をビジュアルや爆発音で差をつけたり、結果的に実際に爆発したり、優秀な人材のスカウトのために拉致監禁脅迫したり、先生が権利関係を割と無視して勝負にこだわったり(実際の企業活動でもこういう会社ありますよね?)と、これ以上言うとネタバレになってしまうので詳しくは書けないが あえてもう一度言う。 「工業高校」と聞くだけでバカなやつらだと見下すような人もいるかもしれないが、クロコウは違う。決してバカではない。大バカなのだ。

5.0
  • 作品更新日:2022/3/16
  • 投稿日:2021/7/11
カクヨムファンタジー連載:71話完結

キメラの島

「ホムンクルスやキメラという言葉にどういったイメージを抱いているか」によって、この作品への入り方、感情移入の度合いが相当変わってくるのかもしれません。 実は私、第一章を読むのに時間がかかりました。 錬金術や神話についてのイメージはもちろんのこと、生物学的な知識(特にホモ・ヘテロなどの性染色体の知識)、と興味(特に子の性別の決定には精子側が関わってくる、という話など)が問われるのかもしれません。 しかし、そういった背景にファンタジー小説として展開されるのは、さらに想像力を掻き立てるストーリー。 「完全ではないもの」である主人公が「完全になるため」の試練を乗り越えるための地図の上での旅行、駆け引き、完全なるものに近づくにつれ、生まれる欲望。 そして「完全ではないもの」を生み出したものの正体、その意図。 男の私のイメージがこの作品のメッセージの全てを理解できているかどうか自信はありませんが、作品の背景に垣間見える「女性の思い描く情愛や愛憎」とはこれほどまでに強烈なものなのか、と恐れながら読ませていただきました。 「読者を選ぶ」ようなことを書きましたが、しかしそれでも多くの方にこの「単純な言葉では表現できない生々しく鮮烈で激しい息遣い」を味わってほしい、そう思うのです。

4.0
  • 作品更新日:2017/2/7
  • 投稿日:2021/7/11
カクヨムSF連載:69話完結

アトランティスのつまようじ

関川さんの小説を読んだ後は、いつも考えさせられます。 自分の解釈はあってるのだろうか? と不安になりながら(これは決して筆者の意図するところではないとは理解しているのですが)ストーリーを振り返り、セリフを振り返り、残されたメッセージを考えます。 いつも「読みやすく、世界に入り込めて、読後感のいい小説」であるがゆえに、単純に読んで面白かった、だけだともったいない気がして。 多くの話を書き、多くの話を読む筆者の苦悩、ストイックなまでに読者視点に立ち続け、アイデアを出し続け、こだわり続け、すり減らした筆者の魂が感じ取れる気がして。 作中のキャラクターに対する愛情、こだわりと情熱、あくなき向上心、書くことに対する楽しみと苦しみがどこから生まれるのか知りたい気がして。 そんな筆者のジレンマが表れているのがまさに今作なんじゃないかな? と思ったり。作中のストーリーテラーは全て筆者、関川二尋の分身であることに疑いの余地はありませんが、それぞれが悩みや思いのたけをぶつけ合った結果の完成度、という気がするのです。筆者の脳内ではきっと、繊細な関川、大胆な関川、そしてアイデアを出す関えもんによる、あーでもない、こーでもない、いっそのことぶっちゃけてみるか? やっちゃう? やっちゃえ! みたいな会議が繰り広げられていて、それを経由して「アトランティス⇨アトランティス」の旅が出来上がったんじゃないかな、と勝手に妄想してしまうのです。 今作は純粋に「読んで良かった」と思うとともに、これからも関川さんには傑作を生み出し続けていただきたいな、と、そんな感情を抱きました。

5.0
  • 作品更新日:2023/1/31
  • 投稿日:2021/7/13
カクヨム歴史・時代短編完結

大軍師の梟

短編。孫子を記した孫武の影に隠れ、知名度の低い孫臏(失礼)ですが、そんな名軍師にスポットを当てた今作は、 力作です。 私の好みど真ん中ということもありますけど、何回も読み返したい、そう思わせる短編です。孫臏の逸話をご存知の方も、ご存知でない方も是非! 最高にかっこよいフクロウがここにいますよ。

5.0
  • 作品更新日:2019/3/9
  • 投稿日:2021/7/12