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カクヨムファンタジー短編完結

ノーマルテープ、三十分。夏休みの初恋。

テープを再生すると現れる初恋の化身のような『彼女』 だが彼の初恋は、それまでの様々な持ち主と違い、 もどかしく、まだ彼の心の中にだけあるものだった。 彼女に語り、彼女の話を聞いて、彼は少しずつ、前に進んでいく。 そんな彼だから口にできたあの言葉。 これは、彼の初恋が二度終わる話。

4.5
  • 作品更新日:2021/8/8
  • 投稿日:2021/8/31
カクヨム恋愛連載:2話完結

高校生女子、異世界で油圧ショベルになっていた。

異世界転生?した彼女が油圧シャベルになっていた その発想だけでも凄いのだが、真に凄いのは後編の冒頭。 彼女の心情を軸に書かれるその一連の行為はまさにロマンスシーン。 小説という媒体だからこそ可能な、 文章だけゆえの勝手に想像させる官能を味わえる。 乗車(文字通り)という行為は、これほどにエロティックだったとは。 恐るべき脱法ロマンス小説である。

5.0
  • 作品更新日:2021/12/30
  • 投稿日:2021/12/30
カクヨムファンタジー連載:5話完結

吸血鬼のための新興宗教入門

人間に紛れて生きることも当たり前になった吸血鬼。 血も吸わず、己の出自を隠して生きる生活に誇りはあるのか。 それに抵抗すべく田字草先輩が打ち出した案は 『自分たち吸血鬼のための宗教を作る』こと。 いきあたりばったりな子どもの夢物語、ではなく、 先輩は着実にその筋道を整えていく。 そして彼らの始めた『宗教』はやがて……。 『終』まで読んだ後、空気の一変する感覚が恐ろしい一作です。

4.5
  • 作品更新日:2021/9/14
  • 投稿日:2021/9/17
カクヨムその他連載:14話完結

著作権フリーおじさん

小学生のカナの前に現れた叔父の『マナちゃん』。 モデルを名乗る彼は、それまで周囲にいたどんな大人とも違う、 いわゆる悪い大人だった。 作品の、子供から見た大人の世界を通して見える、 大人が子供にどう見られたいかというささやかな夢と虚構。 そこに垣間見えるごく自然なマナちゃんのやさしさが心地よく、 彼の生き方にカナと同じようにぼんやりとした憧れを向けてしまう。 何者になれなくても、何者かになれるかもしれない。 『著作権フリーおじさん』という生き方が マナちゃんにもたらしたモノが見えるラストも 救いのようで読了感も爽やかで良い。

5.0
  • 作品更新日:2021/9/18
  • 投稿日:2021/7/18
カクヨムファンタジー連載:8話

異世界女子校バトルロイヤル

ティツィーリア女学院で競い合ううら若き乙女たち。 ゴーレムとあだ名されるような感情の出ない天才『メリア』と、 感情剥き出しでメリアを超えようとする二番手の『エリィ』 ぶつかり合う学園の裏表の熱く血なまぐさい戦いと、 矢印を向け合いながらもすれ違う二人の感情。 そしてそんな二人を取り巻く学園内の派閥間の権力闘争。 ここはティツィーリア女学院。 乙女たちが全てを掛けて競い合う、 恐るべき魔法の学び舎。

4.5
  • 作品更新日:2021/9/17
  • 投稿日:2021/9/29
カクヨムその他連載:2話

一月二十六日の夏休み/トリック・オア・トリートの前にアーメンを唱えな

『常に』夏を楽しむという恐るべき部活、夏部。 この謎部活の部員たちはいつだって、 たとえ三学期の雪のちらつく日だって、 夏をエンジョイし続けるのである。 そんな彼らの日常を切り取ったこの物語は、 ありふれた夏の1ページでありながら、 それが1月26日というだけで(南半球ではない) ありえない世界を作り上げている。 8月が終わっても、外に白いものがちらついていても 夏を楽しみ続けよう!

4.5
  • 作品更新日:2022/11/3
  • 投稿日:2021/9/7
カクヨムその他短編完結

爆発オチお兄ちゃん

妹を選べないなら、こんな世界はもう滅ぶしかない!

4.5
  • 作品更新日:2021/9/21
  • 投稿日:2021/9/21
カクヨムファンタジー連載:4話完結

爆発オチテトリス

立ち並ぶ問題! 見ただけで一発でわかるオチ! そしてタイトル通りの爆発オチ。よかったね!

4.5
  • 作品更新日:2021/9/20
  • 投稿日:2021/9/21
カクヨムその他短編完結

クソデカこっくりさん

北海道、夏祭り、集団で行われる儀式……。 いやそれは、儀式と呼ぶにはあまりにも全校集会過ぎた。 宇宙からもたらされる叡智と、人々の愚かさ。 そういったものの果てに、彼はなにを見るのか。 そして、こっくり宇宙大将軍とこの儀式の正体とは……。 主人公に待ち受ける恐怖のラストも必見である。

5.0
  • 作品更新日:2021/9/21
  • 投稿日:2021/9/21
カクヨムファンタジー連載:62話完結

曇天

訳アリの男、ダルス。 かつて『死神』と呼ばれた彼が現れたこととにより、 寂れた鉱山街に波乱と激動が広がっていく……。 ダルスという男の、優しさ、孤独、強さ、悲しみ……。 それらをすべてひっくるめて、 この街で知り合った人々のために、 自分自身の過去と向き合うために、 降りかかる火の粉を払うために、 その圧倒的な力を振るう。 強すぎる男『死神』ダルス・エンゼルシー。 これは、彼が街にもたらしたモノと、彼が手に入れたモノの物語。

4.5
  • 作品更新日:2021/10/8
  • 投稿日:2021/10/9