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カクヨムファンタジー連載:122話

物語終了課

小説や漫画・ドラマなんかでよく見る展開。 主人公のピンチ!! さあ、この後どうなるんだ!? “ この連載小説は未完結のまま半年以上の間、更新されていません。” ぎゃあああああぁぁぁぁぁぁ!? そんな経験が貴方にもあるだろう? これはそんな物語にケリをつけてくれる、とある役所のとある課のお話。 ケリをつけてくれると言っても、そこはお役所の役人仕事な訳で。 物語中に特に明記されてないからといってミステリーの犯人を幽霊にしたり、夢オチにしたりとやりたい放題。 かと思ったらそんな便利過ぎる手法には大臣の許可が必要だったりと、結構ままならなかったり。 で、なぜ彼等はここまで躍起になって物語の終了を肩代わりしてまで行うのか? うん、良い質問だ。 ……貴方はこんな都市伝説を聞いた事は無いかい? 未完のまま放置された物語のキャラクターが、その事を恨んで化けて出てくるって話さ。 なんだよ、本当な訳無いだろ。 でもその都市伝説と関係があるってもっぱらの噂なんだよな。 ハハハ、ごめんごめん。 思わせぶりなセリフを言っちゃったね。 でも本当、世の中には何の為にあるのかよく分からない課があるよね。 まぁそんなわけで、今日はお話を聞いてくれてありがとう。 気を付けて帰りなよ。 ふぅ、未完の物語のキャラクターが化けて出る、か。 馬鹿馬鹿しい、そんな訳ないだろう。 何故なら本当は──。 おっとこれ以上はいけない。 ……でもどうしてもというなら、覗いてみるといいさ。 後戻り出来なくなっても良いなら、ね。

5.0
  • 作品更新日:2022/6/1
  • 投稿日:2021/7/17