いざ高き天国へ
最終更新:2024/4/28
作品紹介
前世34歳の末次安寿は通り魔に刺された後、異世界に転生するも赤子で捨てられてしまう。 棄てられた町バッソのゴミ捨て場で悪態をついていると、それを聞きつけた浮浪児の少年に拾われた。 少年ディオによって、アンジェと名付けられた彼女は、自分に不思議な力が備わっていることを知る。 やがて、ひょんなことから領主である謎の男爵ハイランジア卿が、上爵に喧嘩を売るために、ふたりを自分の養子にした。 心優しき子供好きの男爵のおかげで、アンジェはディオの婚約者となり、バッソの跡継ぎとして生きることになる。 しかし、この土地バッソはアルバという不毛の地と因縁があるらしい。 かつて大穀倉地帯だったアルバは、領民が搾取し続ける領主一家を皆殺しにして、国を揺るがす飢餓革命が蜂起した土地だ。 国は革命の首謀者を幽閉し、革命に参加した領民4万人を処分預かりでアルバに送り返し、領地の入り口や街道に兵を立て見張っていた。 だが、しばらくして革命に参加していた全ての人間が消えた。 誰もいなくなったアルバは、人が自由に入れず、土地が人を選ぶ不思議な土地になった。中は黒と灰色の世界。 アンジェは、呪いの地となったアルバに段々と関わっていくことになるが、前世からお気楽な性分の彼女は、毎日を逞しく乗り越える。 R15はたぶん保険です。主人公の恋愛要素は皆無です!
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