上司が会社に家のカギを忘れたと言うので
最終更新:2022/2/18
作品紹介
大学受験に三度失敗し、零細企業のシステムエンジニアとして働く25歳の雪葉(ゆきは)は、人生失敗している気がしながら、ほそぼそと生きていた。 地味な外見と性格のおかげで、上京したものの友人はできず、ましてや恋人もできない寂しい雪葉の、唯一の楽しみは、恋愛小説を部屋で独り読むことだ。 ある日雪葉は、仕事帰りに立ち寄ったスーパーで、一緒に働く職場の上司・伊桜(いざくら)とばったり出くわす。 なりゆきで一緒に帰ると、雪葉のアパートと伊桜のマンションが向かい同士であることがわかる。 すると伊桜が、自宅の鍵を会社に忘れてきたと言い出す。 (エブリスタにも投稿しています)
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