時空仕事人・7 「尚武章博の休暇」
最終更新:2009/11/27
作品紹介
ふっと何かの気配を感じた。松を背に少し眠ったようだった。後ろのほうで砂浜を走りまわる数人の足音がする。 「うわーっ!」聞こえたのは人間の悲鳴だ。 尚武は立ち上がった。そして悲鳴がした方を見ると、数人の侍が刀を抜いて入り乱れている。すでにひとりが斬られて砂浜に倒れていた。そばには駕籠があり、着物姿の娘がうずくまっている。(二ノ巻より) 天空の時代から江戸時代の紀州へタイムアウトした尚武章博。休暇で来たはずだったが、ある藩のお家騒動に巻き込まれる。紀州和歌山の心暖かい人たちや、城を追われた姫君との心の交流を描く「時空仕事人・5」
評価・レビュー
まだレビューはありません。