その男、神の眼につき
最終更新:2011/9/1
作品紹介
運命とはなんだろうか。 数多の戦場をくぐり数多の死線くぐり数多の死を受け入れてきた少年と青年の境目に居る時衛士は、そんな考えても不毛な疑問をいだいていた。 予知能力――自分がどうなるか。その運命を絶対的に変則できる力を持つからこそ芽生えた疑問だった。 機関、協会。 適性者、特異点、付焼刃《スケアクロウ》。 襲いかかる能力者を撃っては捨て撃っては捨て。 内にも外にも敵がいる時衛士の物語は、様々な歪曲を経てようやく始まった。だと言うのに、また新たな、人生の分岐点が彼の前にやってきて――。
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