蟷螂の死んだ夜
最終更新:2014/7/25
作品紹介
隣の家の、紀伊自生。大人を前にするときと、私しかいないときで態度の違う少年。 隠された空虚さ、虚ろな目の人形じみた顔。 そんなミズキが少年らしい無邪気さを出す瞬間。 それを見るたびに、私は悟らずにいられない。 ああ、きっと。 きっといつか、私はミズキに殺されるのだろう。 誰もがしたことの有るだろう『遊び』。 常軌を逸したミズキの行為。 耽る『遊び』の代償を、きっといつかミズキも受け取る。 だけどそれは、私が殺されるのと、どちらが早いのだろう…?
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