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作:齋藤 一明

たんぽぽの咲く土手

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最終更新:2016/6/3

作品紹介

『サークル・シエスタ』第三回短編課題 「再会」  参加作の3 「タンポポの咲く土手」  意見交換会でいただいた助言を参考に、改稿しました。  全国から桜の便りが届く頃、山あいの里ではまだ春の予兆が顕れたばかり。とはいっても、今を盛りと咲き誇る桜も良いが、自然が見せてくれる風景ほど魅力的なものはない。  山から木を移植しただけの素人庭でしかないが、間近の山を背景にとりいれた庭は、父の部屋の正面にあった。そこはまた、鐵道に生涯をかけた父にとって憩いの場でもある。  里で戯れる風を見、さまざまな姿をみせる雨を愛で、遠く近く列車の鼓動を聞くことが楽しみなのだ。  山里にも春が訪れ、衆目を集める花が散ると、野の花が控えめに己を誇示する。それに誘われて散歩に出た父は、無人駅のホームで枕木に目をやっていた。  うららかな陽気は追憶の扉を開き、父はそこで元気いっぱい駆け回っていた。  騒々しい音とともに出現した列車は、父がハンドルを握った車両だった。思いがけない再開に、父は吸い寄せられるように乗り込み、現役でハンドルを握っているかのように澱みない操作を繰り返している。  不意に父が前方を示した。  懐かしい車両に出会えた父を称えるつもりか、土手で見送るものがいた。

再会サークル・シエスタ運転士山里

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