さくらびより
最終更新:2016/11/29
作品紹介
今年もまた、桜の舞い散る季節がきた。 「私」は公園のベンチに腰掛けて「彼」を待っている。 律儀な私は時間前にやってきて、のんびりした彼は約束の時間にやってくる。 話すことはたくさんあったが、花を咲かせるほどの内容ではない。 それでも、それは──照れくさくて、嬉しい時間。 少し成長した彼は、やっぱり中身は変わっていなくて、そのことに安心する。 春が来て、夏が過ぎて、秋を待って、冬を越す。 そしてまた──私と彼は出会うのだろう。
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