狼獣人の愛が重すぎて迷惑しています

※獣人だらけの異世界に転生した、ちょっぴり意地っ張りで頑張り屋な女の子が、狼獣人に執着されてとにかく愛されまくるお話です。　「あんなに美しくていい匂いがするのに、妖精じゃないはずがない」　　サラは29歳で死んで、獣人だらけの異世界に人族として転生した。赤ん坊のまま誘拐されて隣国に売り飛ばされそうになっているところを辺境伯に助けられ、街の薬師の弟子として引き取られる。8歳になったある日、薬草を取りにいったサラは、辺境伯の次男ロルフに沢で休憩している姿を見られ、水の精と勘違いされる。後日、辺境伯の屋敷を訪れたサラに、ロルフは突進して怪我を負わせてしまう。ロルフはそこでサラが人間で、自分の番であることを知り、付き纏う。サラは、ロルフを可愛いと思うものの、番という感覚はない上に、精神年齢も離れすぎているため困惑してしまって…。