作:佐々木鏡石@『じょっぱれアオモリの星』12/28書籍発売
「鉄血の令嬢」と呼ばれた超カタブツのドイツ人美少女留学生・ビスマルクさんをコタツに入れてあげたら、うっかりコタツと俺なしでは生きていけないカラダにしちゃったラブコメ
最終更新:2023/4/15
作品紹介
「サスティナブルな青春」を人生のスローガンに掲げる怠惰なひねくれ高校生・千代田政宗は、ある日住まいを為すアパートの一室にいた際、マグニチュード6.0の巨大地震に遭遇する。 「地震キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!」などとネット実況しようとしたその瞬間、驚いて部屋を飛び出してきた何者かにアパートのドアを激しく乱打される。応対に出たマサムネがドアを開けると、そこにいたのは学校で「鉄血の令嬢」と謳われる、超おカタくて真面目なドイツ人美少女留学生、ユーディト・聖海・ビスマルクだった。引越し当日に巨大地震に遭遇してしまったユーディトは、あまりの恐怖にわけもわからず裸足で部屋を飛び出してきたのだった。 地震に怯え、震え、泣きじゃくるユーディトを放っておけないマサムネは、余震が治まるまで自身の部屋で休んでいくように提案する。 治まらぬ余震に激しく怯えるユーディトに、マサムネは「日本人は地震が起こった時にコタツの中に隠れるよう指導される」とコタツに入るよう勧める。ユーディトはコタツに入った瞬間、人生で一度も感じたことのない安心感と暖かさを感じ、コタツと運命的な出会いを果たしてしまう。 余震に怯えるユーディトは、「このコタツがなければ今夜は寝られない。このコタツに一晩泊めてほしい」とマサムネに懇願する。仕方なくマサムネはユーディトにコタツを提供し、二人は結局ひとつ屋根の下で一夜を共にすることになる。 コタツをきっかけに日本の文化に興味を持ったユーディトは、その後もマサムネにつきまとい、日本の文化を教えるよう繰り返し要求する。日本の文化をひとつ教える度、「鉄血の令嬢」と謳われたカタブツ美少女は徐々に骨抜きにされ、段々とダメ人間になってゆく。 最初はユーディトとの接触に消極的だったマサムネも、徐々にこの外国人美少女を日本文化の暗黒面に堕落させる魅力に取り憑かれてゆき……。 憐れにもコタツの魔力に堕ちてしまった外国人美少女が、日本という東洋の島国の文化に徐々に篭絡され、骨抜きにされ、堕ちてゆく背徳の「タタミ化」ラブコメ。カクヨムでも連載&先行公開中。
評価・レビュー
まだレビューはありません。