小さくて可愛い文芸部の知的な先輩を、膝の上に乗せたら毎日座ってくるようになった
最終更新:2024/2/4
作品紹介
【第一章完結 第二章10月7日より投稿】 中学生の時に事故で足を怪我して走れなくなった元陸上部の高校一年生、城戸 翔(きど かける)には好きな人がいた。 その子は同じ文芸部にいる一つ年上の先輩だ。彼女は学年一頭が良くて、学校一小さな女の子で名前を、湊 柚子(みなと ゆず)。 翔は彼女にある恩を感じながらも一人の異性として好きになっていたが言い出せない……片思い状態だった。 ある日、文芸部にあった椅子を他の部活に貸し出してしまい、椅子が一つだけになってしまった。 翔と柚子の二人はその残された椅子を譲り合って軽い言い争いをする。 自分よりも相手を座らせたい。お互いに優しさから一歩も譲らない平行線が続き、結果として柚子の意見が通って翔が一人で椅子に座ることになってしまった。 自分だけ座るなんて申し訳ないと思う翔だったが、そこである閃きをする。 「椅子に座った俺が椅子になって、柚子先輩を俺の膝に座らせれば良いんじゃないか?」 ……と。 当然その提案は恥ずかしいもので遠慮されてしまうが、翔の熱意と思いやりのある交渉によって大好きな柚子先輩が、彼の膝の上に座った。 初めて触れあい、照れる彼女を見てその可愛さで感動する翔……だが彼は知らなかった。 彼女もまた、翔に片思いをしていることを。 そしてこの日を境に、毎日自分の膝の上に座ってくるようになることを。 これは両片思いの二人が、膝の上というゼロ距離で距離感がバグったイチャイチャを続けながら、もっと相手のことを好きになっていく甘々な物語。 ※カクヨムでも同作を投稿しています
評価・レビュー
まだレビューはありません。