婚約破棄から始まるセカンドライフ
最終更新:2023/10/15
作品紹介
ポロック伯爵家の次女ヴァレリーは貴族学院を卒業すると結婚式を待つばかりであったのだが、その卒業式の日に婚約者から「好きな人が出来たから婚約を破棄する」と告げられた。 頭の中が真っ白になりどう答えて良いかわからず立ち尽くすヴァレリーを正気に戻したのは、同級生の公爵令嬢の言葉だった。 「恥を知りなさい!卒業という善き日にそのような言葉で水を差すとは一体どういう了見ですの?そういう内輪の揉め事はお身内だけでなさい」 **** そして婚約は解消され、ヴァレリーは王太子妃に乞われて侍女として彼女に仕える事になり3年が経過。 元婚約者との思わぬ再会が待ち受けていた。 さらには婚約クラッシャーの前世の記憶持ちピンク頭が、矯正施設から出てきた。ヴァレリーの周囲は謎と不審人物でいっぱい。ただただ勉強が好きで、それを活かせるからと王太子妃付き侍女兼女官となっただけなのに。 とりあえず、こっそりと自分を付け狙う(本当は警護している)元婚約者にガツンと言ってやらねば! 勉強大好き超絶美女で他人の心に鈍感なヴァレリーと、理由があって初恋を拗らせまくった元婚約者ウィリアム、王太子の側近でヴァレリーに婚約を申し込むエルンスト、エルンストの妹サーシャ、王太子夫妻。 交互に視線が変わりますのでまどろっこしいかもしれません。 一応主人公はヴァレリーですが、群像劇です。 (2023.10.15追記しました)
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