イツワリ皇女は平穏を望む
最終更新:2023/10/19
作品紹介
「大罪人フィオレンサは皇室詐称罪および皇族殺害未遂により死刑に処す!」 娘として皇女として、父親である皇帝に認められようと努力してきたフィオレンサだったが、それは亡き皇后にそっくりのシエナが現れたことにより、粉々にぶち壊された。 そしてシエナを憎む感情からシエナを手にかけようとして───。 * * * そんな『ヴェードナ帝国物語』に転生したフィオレンサは自身が''イツワリ皇女''だということを知っていた。 「せっかく自由に動ける体に生まれ変わったのに、愛情を求めて死ぬなんて絶対にいや!」 シエナが来る17歳まで生き延び、シエナが来るまでに皇宮を去る。 それこそがイツワリ皇女であるフィオレンサの求めるものだった。 今世こそやりたいことを自由にできる人生に───。 これはイツワリ皇女が夢のためにがんばるお話。 そして原作に関わる多くの人と触れ合い、凍った心を溶かしていくお話。
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