防衛医科大学校~知られざる医官(軍医)養成所~NDMC (ナショナル・ディフェンス・メディカル・カレッジ)
最終更新:2023/12/21
作品紹介
※この物語はフィクションです。 防衛医科大学校青春群像劇。登場人物 尾崎一兵(主人公)(19)東大医学部を目指すも落第。ハイパー進学校明王高校出身。海上自衛隊志望。趣味アメフト。 金海セツ菜(ヒロイン)(18)一兵の同期で父は政治家で防衛省長官経験あり。有名財閥金海財閥の創始者。海上自衛隊志望 山川つよし(18)。一兵の同期。一般大学をやめハードルの高い防衛医科大学校に合格。航空自衛隊志望。 正木良子(18)。一兵の同期。山川の幼馴染みで、恋人。航空自衛隊志望。 「やったー‼父ちゃん、母ちゃん、防衛医科大学校受かったよ!」 「一兵、やったわね!」 「一兵、父ちゃんはお前が自衛官になるのは断固反対だと言っているだろう?」 「父ちゃん、俺は普通の医者に成りたいんじゃないんだ。軍医に成りたいんだ。」 「一兵。かんどうだ。どうせ学費も生活費も出るんだろう?お前とはもう親子じゃねー。荷物まとめて出ていけ。」 「父さん、そこまで言わなくても良いじゃない?」 「あぁ、分かったよ。あと一月で入寮だ。荷物まとめて出ていくよ。」 「ああ、そうしろ。」 「なぁ、母ちゃん?何で父ちゃん反対しているの?」 「私にも分からないわ。」 「何だよそれ。」 「母ちゃんビールまだ?」 「ねぇ、父さん。一兵の事許してあげてよ。」 「いーや、駄目だ。自衛隊員なんて政府の犬だ。つーか俺元自衛官だし。」 「えー!そうなの?」 「陸上自衛隊で4年2任期途中で辞めちまったよ。上官と喧嘩になってしまってな。ま、母さんと結婚する前の話だからな。」 「初めて聞いたわ。」 「俺にとっちゃ黒歴史だからな。階級だって士長だぞ?笑ってまうよな。」 「そんな事無いよ。父ちゃん凄いじゃん。だから反対なの?」 「これだけは言っておくぞ一兵。幹部自衛官ましてや医官に成るって事は普通の幹部自衛官の倍は苦労するぞ?その覚悟がお前にあるのか一兵?覚悟が無いならやめておけ。」 「折角一浪して入れた学校だぜ?俺は行くよ。」 「これ以上は何も言わない。好きにしろ。」 「父ちゃん、ありがとう。」 「今の自衛隊がどうだか知らぬが防衛大学校卒業の幹部自衛官には気を付けろよ。」 「ああ、分かった。」
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