異世界建築士
最終更新:2023/12/30
作品紹介
魔導士や戦士じゃなくて、建築士って冒険者のジョブじゃないような…ジョブがジョブなので、戦ったり戦わなかったり、役に立ったり立たなかったり…。 考える事をやめた肉体派の破戒僧。風水師なのにチートなエルフ。 そんなレアジョブが集まったパーティー「キュリオシティーズ(物好きな三人)」の物語 ※シリーズ続編『異世界建築士の弟子』も徐々にこちらに統合していきます。 魔王が勇者に討伐されてから早三年が経とうとしていた。魔族の残党はいても次の魔王が現れるまで束の間の平和が訪れている。 前世で建築士だったクニオは、転生したこの異世界でも建築士というレアジョブになっている。クニオ以外にはそんなジョブの人間は聞いた事が無い。持っている固有スキルはゾーニングとプランニング。簡単に言えばゾーニングは空間を把握する能力で、プランニングは素材やまわりの人間の能力を組み合わせて新しいものを作り出す能力だ。 ゾーニングはともかく、プランニングは人頼みなので自分だけでは何もできない。戦闘力もさほど高くない。冒険では稼げないのでゾーニングのスキルを使って、ダンジョンや迷宮をマッピングして書き起こした地図を出版社におろしている。絵を描くのもうまいのでマップと合わせて史跡なんかのガイド本も書いている。 ある時ダンジョンで知り合った破戒僧という、これまたレアジョブのグレゴリーとパーティーを組む。戦闘力が上がったので、以前から一度見てみたいと思っていた魔王城へ行って、そのガイド本を作ろうと思いたつ。 道中で風水師のエルフであるコウとも知り合う。実はコウはチートとも言えるほどの戦闘能力を持っているが、冒険にも魔物退治にも全く興味がない。悠久の時を生きる彼女は退屈しのぎを探していて二人に興味を持つ。彼女が合流することでパーティー「キュリオシティーズ(物好きな三人)」が結成される。 三人のガイド本づくり…ではなく冒険の旅が始まる。 (この作品はカクヨムにも掲載しています)
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