異世界ライフの楽しみ方・真装版
最終更新:2024/5/1
作品紹介
いつもと同じ日常が、突然、大きく変化するという体験を、みなさんは味わったことはありますか。 ラノベ好きの調理師、水無瀬真央(みなせ・まお)と整骨院を経営しているボディービルダーの三三矢善(さみや・ぜん)の二人は、ある日突然、真っ白な世界に引きずり込まれてしまった。 そこで出会った創造神のいう事には、真央と善は選ばれた存在であり、1000年に一度訪れる『魂の修練』というものを行ってもらうために選ばれたらしい。 だが、ここで創造神にも手違いというか凡ミスが発生。 本来ならば『魂の修練』を行うのは選ばれし一人のみ。にも拘わらず、何故か二人も同時に選んでしまったという。 それはそれでしかたがない。 ならばその魂の修練とやらをやって見せましょう。 それでどんなチート能力をくれるんで? そう問いかけて帰ってきた答えがこれである。 『二人がやっているMMORPGのキャラクターと同じアバター、同じデータで世界を旅してみろ』 それはそれで楽しそうであるか、そのあとの一言に、二人は絶句……もといクレームを叩き込んでいく。 『もともとは一人分だった加護なので、それを二つに分けてあるのでうまくやってくれ』 神様との交渉の結果、それほど強くないチートスキルを二人は授かった。 それでも、ネットゲームで使っていた二人のキャラクターデータを神様はちゃんと読み取ってくれたらしく、それを異世界でも使えるようにしてくれたらしいので結果オーライ。 ということで、真央と善は神様から与えられた【魂の修練】というものを終わらせなくてはならない。 終わったら元の世界、元の時間に帰れるということだが。 それだけを告げて神様はスッと消えてしまった。 「神様、【魂の修練】って一体何?」 そう聞きたかったが、二人の転生は開始された。 しかも真央と善は、まったく別の場所に落ちてしまったらしい。 一帯これからどうなるのか。 それは神様にもわからない。 注)拙作『異世界ライフの楽しみ方・原典』の改稿版です。 内容に変化はありませんが、大幅な改稿と修正を加えてありますので、原典を読まれた方はその点をお気を付けください。
評価・レビュー
まだレビューはありません。