花鳥風月の神様
最終更新:2024/5/15
作品紹介
ミコトの祖父は月乃神社の神主だ。ミコトは嫌なことがあるといつも神社に逃げていた。その日も神社で時間をつぶしていると、月の形をした綺麗な耳飾りを拾った。 その夜、ミコトの夢に耳飾りの持ち主であるツクヨミと名乗る少年が現れる。そして彼はミコトに現代に転生した自分をさがすよう依頼した。 ミコトは耳飾りを頼りに現代に転生したツクヨミを探すことに。 苦労の末、ミコトはツクヨミの記憶を持つ少年、光夜(こうや)と出会うことができた。 ツクヨミは古代、花鳥風月の月(つき)の現人神としてこの地を守護していた。ミコトは前世の記憶を持つ光夜から自分たちは過去、恋仲であったと知らされる。理由あって離れ離れになったのだと。 戸惑うミコトだが、光夜とともに過ごすうちに月の現人神以外の存在を知り、前世に起きた悲しい出来事との因縁を知ることになる。そしてミコトも過去の記憶を取り戻していく。それはツクヨミとの悲しい恋だった。 前世でツクヨミと因縁を結んだ神獣、蛟龍(こうりゅう)の存在も明らかとなり...。ツクヨミが転生した今、蛟龍も甦った可能性があることを知る。 仲間となった花鳥風月の現人神の記憶をもつ者たちと供に現代で過去との因縁にケリをつけようとするが...。 現代と過去の記憶が交錯する和風恋愛ファンタジー。
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