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作:火水赤鳳

バッドエンド確定の悪役貴族、なぜか秘密結社のヤンデレ美少女達に溺愛されています~原作知識を活かしてハッピーエンドを目指してるのにシナリオが崩壊していく件~

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最終更新:2024/5/19

作品紹介

ひきこもりの高校生長嶺暁は、義妹の自殺騒動に巻き込まれて死亡し、大作RPG『デウス』の悪役貴族、サルヴァ・サリュに転生していた。 暁は、これは人生やり直しのチャンスだと奮起するが、問題が一つあった。 それはこの『デウス』世界の原作は、バッドエンド確定の鬱ゲーであるという事である。 原作において、主人公はヒロインをサルヴァに寝取られた上で、ヒロインが持つ女神の力を奪うためにヒロインを殺され、復讐に燃えた主人公はサルヴァをボロ雑巾のように殺す。そして主人公はその後女神の力で自らも死亡し、最後は主人公の事が好きだった秘密結社の少女が、世界ごと女神を滅ぼしながら盛大な自殺をする。それがこの〈デウス〉世界の悲しき運命であった。 だが当然暁は、殺されるのも、世界がバッドエンドを迎えるのも嫌だった。 暁改めサルヴァは決意する。強くなり、自分がこの世界を主人公には出来なかったハッピーエンドに導いてみせると。 だがその過程でサルヴァの下には、ゲーム内に存在する謎の秘密結社〈円環の唄〉の幹部、〈天の秘密を唄う使徒〉などと名乗る使徒たちが集まってくる。 サルヴァは、ヤンデレ美少女ばかりの〈円環の唄〉の使徒達に次々好かれていき、結果として原作シナリオは見事に崩壊していく―― ゲーム知識から来る特異な行動が、サルヴァに原作キャラ達との原作にない因縁を作り、サルヴァは否応なく誰も見た事がないストーリー展開に巻き込まれていくのだった――

男主人公シリアス中世

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