サイアスの千日物語
最終更新:2020/1/25
作品紹介
城砦暦107年、初夏の頃。 平原西域、騎士団領ラインドルフへと 早馬が駆けた。もたらすは、領主ライナス 戦死の訃報。中央城砦で人の世を守護してきた 英雄の死は余りにも重く、多くの代償を伴った。 領主を継いだ若きサイアスは、父の遺した 全てを護るべく自ら代償たる事を決意した。 すなわち父の死した地、荒野の只中へ。 陸の孤島、囮の餌箱、人魔の攻防の最前線。 中央城砦へと赴いて命を賭して人の世を護る。 後世数多の言の葉で燦然と謳われる不朽の物語。 サイアスの千日物語は、こうして幕を開けた。 力なき一人の少年が覚悟一つで死地へと赴き 出会いと別れ、多くの助力を得て戦い抜き 遂には魔を討ち騎士となる。これはそんな物語。
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