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作:宮水喬

カナリア ベルカント

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未評価

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最終更新:2016/8/28

作品紹介

8/22 完結 従兄弟の勤めるレコード会社から仮歌とミキシングの仕事を受けている田野倉奏多は、1LDKのマンションに引きこもり、無気力に日々を過ごしていた。 自分にもうなんの価値などない。 ゆるやかに流れていく日々をただ眺めていた奏多は、自身の歌に恋をしたという青年・酒折周と出会う。 きっと周も、そのうち離れていくと思いながらも、奏多は周を振りきれず――。

シリアスBLツンデレ美人受け

評価・レビュー

とくとくと流れるセンチメンタル

 初めてこちらの作品を読んで当時、サイト登録をしました。  コンプレックスと、そのコンプレックスを愛してくれる人。  私自身が音楽のお話な好きで、(ちなみに蛇足ですがどれくらい好きかといえば音楽を自らやるくらいです)だからこそ、その好きな「芸術」というか「文化」というか、そう、答えがないものというのが煩わしくなるときがある、でも、離れられないのは好きな物だから…と、ここまで離せなくなるとそれは「人生の一要素」なのだと思う。  では音楽の話は一度置き。  私も、端くれでその「答えのないもの」を追う「字書き」などをやっているわけだから、詰まってしまうことがある、言葉など煩わしくなることがある。  主人公の気持ちがわかる気がする。私は前述の通り音楽が好きだが、日本語歌詞が煩わしくなるときがある、入ってきてしまうのだ、ストレートに、心に。それは心臓を刺されたようなもの。  真っ直ぐにそれが刺されたとき、溢れるのは血なのか涙なのかという話だ。本当のところどちらも成分なんて同じなのに。どうして印象が変わるのでしょうね。  この物語はシンプルな感想しかありません。「ただ、綺麗だ」と。脆いことの美がこの作品にはあると思う。

5.0

詩木燕二