ユーザー登録・ログイン

新規登録

ログイン

作品

レビュー

登録/ログイン

その他

オノログについてFAQ利用規約プライバシーポリシー問い合わせユーザー管理者Twitter
レビューを投稿
書籍化
コミカライズ原作
ジャンル別
サイト別
サイト関連
運営している人

@オノログ

作:ぽよ

この世の終わりも神次第 Rev.1

星4つ

0%(0)

星3つ

0%(0)

星2つ

0%(0)

星1つ

0%(0)

未評価

0%(0)

最終更新:2021/8/18

作品紹介

拙作「この世の終わりも神次第」の改稿版です。

ファンタジーこの世滅亡請負人この世の終わり

評価・レビュー

永遠に続く滅亡と日常

 それはよくある日常です。  毎日の生活はありふれていて、わたし達の誰もがそれを続けているのです。  朝起きてから眠るまで、学生なら学校へ行ったりお弁当や給食を食べ、社会人なら働いて、疲れて帰ってくる。  休みの日には寝坊して、またははりきって出かけたり、家事をしたりする。  そんなつまらない日々の中で、つい思ってしまうのが、「あ~あ、世界、滅びないかな」。  身に覚え、あるでしょう?  ダルくて学校や会社に行きたくない。なんなら休みの日にふとんから出なくちゃいけないだけでも。  ましてや足の小指をタンスの角にぶつけようものなら、間違いなく世界を呪い、そして神は滅ぼすのです。  ここの神様はわたし達の些細な願いをきっちり叶えてくれる、かなり勤勉な神様。よその神様は少し見習って欲しいくらいですね。  繰り返す日常は小さな願いで滅び、そしてまた次の日常へと続いていく、まるで平行世界のように。  3話くらいまで読んで、思ったことは、これ一生書いてくれないかな、でした。  新聞の4コマ漫画みたいに、毎日ひとつずつのささやかな日常が描かれて、そしてそれはお約束のように滅ぶ。  一種不条理劇のようで、でも、その日常を見つめる目は温かいのです。  さて、わたしの生きている世界はまだ滅んでいませんが、それは同じくらい微かな、可愛らしい理由で救われているのに違いないと、読了した今は思えてなりません。  皆さんの世界もきっと。

5.0

メロウ+