最速の女神たち
最終更新:2023/5/16
作品紹介
二輪ロードレースの頂点WGP。 その中でも最も排気量の小さなバイクで争われるMOTOminimo《モトミニモ》は、他のクラスとは違った進化を遂げ、独自の人気を確立していた。 軽量で非力なマシンを駆るライダーたちは、自転車レースのようにチームを主体として、集団で風を避け合い、エースライダーを中心に他のライダーがアシストとして走るという独特のチーム戦術が発達してきた。そしてもう一つの特徴は、主役のライダーの多くが体重の軽い女性であった。 このモトミニモに、女王として君臨するエレーナと、彼女の率いるレーシングチーム、通称『ストロベリーナイツ』。 そのチームのライダーの一人が怪我で出場出来なくなったために、急遽GPアカデミー練習生であった愛華が代役に抜擢された。 憧れのエレーナのチームに加われることに緊張と不安を抱きながらも、なんとかチームに役立ち、認められようと懸命に愛華は走る。
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