「大好き」と告白されて1ヶ月。別の男とラブホテルから出てくる彼女を目撃してしまいました　～え、これが浮気ってやつですか？～

クリスマスイブのある日。佐久間健吾は、彼女に送るためのプレゼントを買うために家を出た。 付き合って１ヶ月の彼女、椿。絶対に喜ばせたいと、お小遣いを切り崩す覚悟で。 しかし、その帰り道。 ラブホテルから出てきた2人の男女を見て、健吾は目を疑う。 「つ……ば…き？」 そこには、俺の彼女がいたのだ。その容姿、声は間違いなく俺の彼女のもの。 信じ難い事実を目の当たりした俺は、気づけば逃げ出していた。 とにかくひたすら、走って、走って、走った。 だから避けられなかったのだ。 俺は気づけば赤信号の横断歩道に飛び出しており、目の前にはこちらに来るトラックが。 俺はトラックに撥ねられて死んだ。 目を覚ましたと思ったら、そこは見知らぬ場所。 俺は記憶はあるものの、ここがどこなのか、一体何をしていたのか、何一つ分からなかった。