魔法杖職人のすごしかた
最終更新:2023/2/13
作品紹介
"声をきいて。魔法杖は、心を宿すから" 「聖女殺し」「姉殺し」「娘殺し」「妻殺し」そして──「母殺し」 十年前の惨劇が、すべての始まりだった。 国民から恨まれ、家族から憎まれ、日々を過ごすヴァンベール公爵家の長女 アナスタシア。顔を魔力制御の仮面で隠すことを言いつけられ、行動を制限される日々を過ごす彼女には、誰にも知られていない秘密があった。 それは、魔法師や魔法治癒師よりも重宝されはじめた『杖職人(ワンドクラフター)』として、今日もせっせと精霊の力を借り魔法の杖を生み出しているということ。 そんなアナスタシアの前に、不思議な青年が現れた。 青年は、孤独な彼女にこう告げる──「君も大切な人を失くしたひとりだ。悲しんだっていい。泣いたっていい。君の悲しみを許さない者がいるというなら、俺がそれを許しはしない」 アナスタシアのワンドクラフターとしての人生は、青年の言葉によって一変することになる。 ※1章どシリアス寄り、楽しい学園編は2章からになります。
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