金眼の狼を連れた猟王 ~逆境とパーティー追放によって覚醒した少年は、今さら戻れと言われても困ります~
最終更新:2020/11/12
作品紹介
これは魔物と契約を交わして、後に「猟王」という名を授かる少年の物語である。 少年ジョゼは迷宮攻略パーティーにおいて寝ずの見張りや荷物持ちといった雑用係をしており、また腕が未熟ということで対価を一切支払われなかった。 しかしそんなひどい逆境こそが迷宮に関するあらゆる知識を得て、持ち前の罠や弓といった腕前、そして【鋼糸】というスキル磨きに最も適していたことを、仲間はもちろんジョゼ本人さえ気づけない。 やがて魔物の群れに襲われたとき、少年は囮として1人で残される。 これまでに培った非凡な技――先読みを効かせた無数の仕掛け罠という「孤立してこそ実力が発揮できる」ことを知り、深手を負いながらも無数の魔物を討ち取ってゆく。 しかしはるか下層にいるはずの闇狼メギドリスが現れて、あえなく相打ちしたことによって彼の運命は大きく変わる。我々が想像もできないほどに。 それはエグドシア迷宮の攻略を人々が開始して、72年の歳月が経つころのできごとだった。
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