忌み子の王~全方位系勘違い~
最終更新:2019/8/6
作品紹介
生まれついてのノーテンキ。 きわめて、ご陽気にすぎた思考回路。 そのような気質をたぶんに含む、恐れ知らずの少年。 彼はふと気づくと、この世の魔境。阿鼻叫喚なる縮図。 強大なるモンスターがはびこる、大森林のなかで目覚めた。 たとえるのならば、 五里霧中のまっただなか。 自身のおかれている状況など、ちっとも理解できぬまま。 崇高なる覇道を。 ノーテンキにすぎた珍道中を、ほのぼのと、ひた走りはじめる。 ひいては、ケタ外れた保有魔力量など。 多種多様なる勘違いの、産物。 御業により、悪鬼羅刹どもを恭順させては、しだいに一大勢力を築きあげていく。 やがて、そう遠くないのちの世で、 権威ある歴史書に、このように記されることとなった。 暴の権化たる忌み子の王、と。 この物語りは、主人公もその他も、ひとしく勘違いをしていきます。 シリアスはときおり、あります。 ですが基本的には、血なまぐさい展開とはなりません。 様々な勘違い、スレ違いにより、 ほのぼのと進行していく物語り、となっております。
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