この世にたったひとつだけ
最終更新:2017/7/14
作品紹介
鈴波鏡花(すずなみきょうか)が働く商店街のパン屋『リンドウ』に、近所の工事現場で働く工事人たちがパンを買いに来るようになる。工事人たちは皆、揃いのクツ「スリッポン」を履いていて、なぜお揃いなのかが気になる鏡花だったが、その中にただ一人、グリーンのラインの白スニーカーを履いているツバキを見つける。一人だけクツが違う理由とツバキのことが、少しずつ気になり始める鏡花。けれど、家族も亡くし貧乏に加え、独りで必死に生きている鏡花にとっては、お金を使うデートなどはとうてい無理だと諦めていた。 ✳︎✳︎✳︎ このお話は家紋武範さま企画の「過去の挫折企画」に参加させていただいています。お読みいただければ幸いです。エブリスタさんでも投稿です。
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