処刑直前の姫に転生したみたいですが、料理家だったのでスローライフしながら国民の胃袋を掴んでいこうと思います
最終更新:2022/8/23
作品紹介
篠塚ゆづか、35歳は友達なし恋人なし会社では空気という陰キャな性格。しかし性格を拗らせているわけではなく、料理をこよなく愛し一人を満喫しているだけで、趣味の家庭菜園と料理でSNS界隈ではフォロワーは100万人という充実した人生を送っていた。 ある日の夕食時、自宅にトラックが突っ込んできてゆづかは死んでしまう。 目が覚めると知らない世界でバイクにはりつけにされていて、暴走族集団のような人達に囲まれていた。 そこはノーティ・ワンという不良ちっくな人種の人達がいる異世界だった。 転生なのか転移なのか定かではないが、ゆづかは容姿も全く異なるリアという女の子になっていた。それは、それまでのリアの悪徳非道な行いのせいで処罰される瞬間であった。 バイク引き回しの刑にされそうになったゆづかは、別人だと訴え、奉仕をするからと減刑を求めた。 リアの様子がおかしいと、気づいて助けてくれたのは国の総長(トップ)であるカウルだ。 カウルの説得の元、なんとかバイク引き回しの刑を逃れるが、代わりにまっていたのは国や国民への奉仕作業であった。 ゆづかは城の仕事をし、自分が別人だと認めて貰おうと努力する。 リアは国中の嫌われ者であった。そんな彼女を、なぜカウルほ助けてくれるのか。それは、カウルは恩人である先代総長から、娘を頼むと言われていたことで、リアをなかなか見捨てる事が出来ないでいたからであった。 さらには総長と先代の娘は代々婚姻を結ぶしきたりもあった。カウルは以前のリアと違い、よく働きよく笑うゆづかに惹かれてゆく。 ゆづかはカウルに助けられながら、リアの行いで無くしてしまった信頼を、得意の料理で徐々に回復させてゆくこととなった。 この作品は、アルファポリスにも掲載しています。
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