エースはまだ自分の限界を知らない 《改編》
最終更新:2021/12/1
作品紹介
中学軟式野球その最後の試合、直史は強豪校を二安打に抑えながらも、味方の援護なく敗戦投手となった。 野球部には期待せずに選んだ、公立の進学校。だがそこで直史は、同じ中学出身でシニアに入っていた椎名美雪から、入学直後に野球部に誘われる。 一度だけでもいいから勝ちたいと思っていた直史だが、全国区のシニアメンバーが入部した野球部は、ごく普通の公立校ながら、春季大会で勝ち進んでいく。 もう一人の小さな一年生スラッガーと共に、直史は春の大会で背番号を貰って出場することになる。 速すぎるストレートも、曲がりすぎる変化球も、キャッチャーの能力不足で封印していた直史は、己の力を発揮する場所を得る。 そして直史の初登板は、予想だにしない重要な場面で回ってきてしまったのだった。 ※kindle版公開にあたり途中から非公開としております。それ以外の部分も校正しました。
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