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作:藤原埼玉

神崎ひなたの受難 藤原×神崎ss〜next ecstasy〜

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最終更新:2020/9/5

作品紹介

「わたし神崎ひなた!ピッチピチの美少女JK!(概念!)趣味は小説を書くこと! カクヨムで楽しく創作ライフを送ってたのに藤原っていうド変態の登場で一体私の高校生活はどうなっちゃうの!? 文芸部にも入部して更に爆速の高校ライフ!!さあ!私の明日はどっちだ!? せ~の!!!メメント・モリ(死を忘れるな)!!」 登場人物紹介 神崎ひなたん・・・評議員という立場上「いいぞもっとやれ」なんて言えない美少女JK(概念)。一番の被害者。ふつうにめちゃいい人。 宝十二人さん・・・神崎ひなたのお友達。ふつうにめちゃいい人。今回も出てもらっちゃった☆…てへ。これからもなにとぞよろしくお願いします!(土下座×300回!) QAZしゃま・・・ドS(願望)で素敵な作家さんです。今回の立ち回りは全部藤原の妄想だけど真実も70%くらい含まれているとよいと思います(ただの願望)。 こむらさきさん・・・こむらさきさんには今回割とトリッキーな役回りもこなして頂いて感謝です…だって戦うこむらさきさんを描きたかったんだ…素敵な作家さんです。 和田島イサキさん・・・今回絶対に出そうと思った方の一人です。素敵な作家さんです。「金閣寺」と「ファイナルデッド山本」は絶対に読むんだ、いいね? 秋永真琴先生・・・今回絶対に出そうと思った秋永先生です。本当にいいんですか…ありがとうございます…。本当はTMGEのチバポエムをエアギターしながら叫ぶシーンとか入れたかったんですが流石に断念しました…。 2121さん・・・温かいコメントを頂きありがとうございます…今回カメオ的出演してもらいました。素敵な作家さんです。 にゃーんと鳴くマンドリルさん・・・温かいコメントを頂きありがとうございます…今回カメオ的出演してもらいました。実は私の好きなツイッタラーのおひとりです。 草たん・・・本当に直前の直前まで関西弁保険医でひなたんとの絡み(性的ではない)のシーンがあったんですけど文字数がやばやばのやばだったので削らざるを得ませんでした…!くっそー!次こそは! 喉から手が出るほど出てもらいたかったけれど、諸々の事情で断念した方々。 こやまことりさん・・・「出していいよ!」という温かいコメントを頂きありがとうございます…直前まで秋永先輩推しの美少女JKとしてスープカレーをあーんさせるシーンがあったんですけど文字数がやばやばだったので削りました…次こそは…(次回がある前提) あきかんさん・・・先生として出てもらおうかな…などと思ってました。若しくはサッカー好きの美少女JK… 加湿器さん・・・加湿器(物理)として出演してもらうなどという荒業を行うか非常に悩みました…(結局文字数パツパツ過ぎてできなかった) 狐さん・・・狐耳パーカーでヘッドフォンつけてるかっちょいいお姉さんとして出したかったであります でかいさん・・・ギョーザマンの変身シーンとか書きたかったです…男キャラとしての登場もありですね おおはがちさん・・・美少年BLとサメ映画好きの美少女JKとか属性モリモリで最高すぎですね ごぞうろっぷさん・・・中華SFサイバーパンキッシュでミステリアスな美少女として出てもらいたかったですね… 修一さん・・・アンドロイドメイドが常に隣にいるお嬢様美少女JKとかどうでしょう?!わくわく 海野しぃる先生・・・病弱美少女JKとして当初の構想でありましたけど失礼すぎるので止めました。…闘病心から応援してます! 成井露丸先生(本当にいいんですか?)・・・おっぱい好きの美少女JK属性とかいいですね… その他、ジェネリック半チャーハンさん、あられさん、筒城灯士郎先生はひなたんと私との相互FFではなかったため、候補から外させてもらいました。ごめむなさい… (特に筒城先生は本当に出てもらいたかった…) (※ひなたんとのお約束です)

ラブコメ内輪ネタ生モノ創作ダメ、ゼッタイ

評価・レビュー

紹介文の時点で何か異常なことが始まっているとわかる稀有な作品

 女子校の文芸部を舞台に、(おそらく唯一の)常識人であるところの美少女「神崎ひなた」が、迫りくるストーカー女子「藤原埼玉」の魔の手をいなしたり躱したりツッコんだりする恋の物語。  百合ラブコメ、あるいはテンション高めのコメディです。まず最初に触れざるを得ない点として、この作品は実在の人物をモデルにしたキャラクターが活躍するお話であり、つまりタグの通り「内輪ネタ」が多分に含まれています。そして自分はまさにその内輪に該当しているので、それ以外の人からはどういうお話に見えるのか、その辺りは見当もつかないという前提での感想になりますっていうかえっ嘘でしょぼくが出てる……?(※自分からお願いしました、ただ本当に使われると思っていなかっただけで)  笑いました。なんですかこのやりたい放題は! いや本当内輪ネタの内輪っぷりがきっちりしているというか、現実というかモデルの実際の行動をものすごく大量に(かつ忠実に)盛り込んでいて、しかもそれがちゃんとコメディらしいのがまた余計におかしいです。例えば序盤、急に出てきたお嬢様にいきなり調教されて犬になるところなんか、普通にリアルタイムで見ていた覚えがあります。一見唐突なように見えて、いやインパクトって意味では十分唐突なんですけど、でもこれ一発でしっかり九瑛さんのキャラクターの印象が固定されてるんですよね。すごい……。  中盤の謎のパワーインフレ感が面白かったです。作者の人柄というかなんというか、出る人出る人みんな強キャラみたいになってて(とはいえその強キャラ性はそれぞれ方向性が違うのですが)、それをただのお祭り騒ぎと油断して眺めていたら、なんとみんなしっかり活躍の場があるという……。ノリと勢い優先なように見えて、実は結構しっかり仕事してるのが地味にすごいです。いや本当、怒涛のコメディ展開のおかげでついつい見落としそうになるんですけど、実はこのお話ストーリーがいいっていうか、大騒ぎの裏でしっかりタイトル通りの「藤原×神崎」を貫いているんです。  この先は直球のネタバレになってしまうんですけど、クライマックスにおける主人公の活躍、神崎さんがゴリラを打ち倒す瞬間。「目を覚ませ」という叫びが最高でした。そこまでの様子見てるともう「一生眠ってて」くらいでもおかしくないのに、いやこんなの愛じゃん……実質眠り姫の目を覚ますキスじゃん……ってなりました。藤原さんが我を失った催眠状態になったのは、もちろんゴリラのせいでもあるのですけれど、でも第2話の即落ちのシーンにもかかっているように読めて、実は神崎さんその辺から無意識下でうっすらもやもやしてたのかなー、なんて、この辺の機微がもう本当にうまい。どんどんいけちゃう。素敵。  あとどうしても欠かせないもう一点というか、九瑛さんが好きです。彼女のキャラクター性と物語上の扱いが。堂々たる悪役をこなしているのに、最後に嫌な感情が残らない。むしろ魅力的ですらあって、この後味の良さがあってこそというか、やっぱりコメディはこうでないとと膝を打ちました。  総じて明るい、どこまでもまっすぐな、心をスカッとさせてくれる気持ちの良いお話でした。実はシリーズ物の三作目(たぶん)に当たる作品みたいですけど、これ単品で独立して読めるようになっているのも好きです。

和田島イサキ