ダンジョン菌にまみれた、様々なクエストが提示されるこの現実世界で、【クエスト簡略化】スキルを手にした俺は最強のスレイヤーを目指す
最終更新:2022/5/24
作品紹介
ダンジョン菌が人間や物をダンジョン化させてしまう世界。ワクチンを打てば誰もがスレイヤーになる権利を与えられ、強化用のクエストを受けられるようになる。 しかし、ワクチン接種で稀に発生する、最初から能力の高いエリート種でなければクエストの攻略は難しく、一般人の佐嶋康介はスレイヤーになることを諦めていたが、仕事帰りにコンビニエンスストアに立ち寄ったことで運命が変わることになる。 そこで虐殺者と呼ばれる悪名高いスレイヤーと遭遇した佐嶋は、そのクエストをこなすことで【クエスト簡略化】スキルを獲得するものの、コンビニダンジョンをクリアする寸前、仲間の裏切りに遭って気を失ってしまう。 病院で目覚めた彼は、手に入れたスキルによってレベル上げクエストが容易になったことを知り、諦めていたハンターへの道を再び歩み始める。 ちょうどその頃、最寄りの学校がダンジョン菌に侵され、佐嶋はコンビニダンジョンで知り合ったパーティーメンバーがそこにいることを知り、このまま見殺しにするわけにはいかないと、仲間のスレイヤーの助けも借りて突入することに。 複雑な構造の迷宮と化した学校で仲間を捜すうち、佐嶋は名の知れたスレイヤー同士の死闘を目撃し、彼らから逃げる形でダンジョン攻略を優先しなければならないという自身の無力さに強い憤りを覚える。 それでも、同行している仲間やスキルの力もあり、佐嶋は持ち前の勘の鋭さを最大限に生かしてライバルより先にボスを撃破し、学校ダンジョンを攻略することに成功する。 そのあと彼は病室にて捜していた仲間とようやく再会を果たすも、その人物は記憶喪失になっており、さらに病院がダンジョン菌に侵されてしまう。まだレベルが低い佐嶋だったが、反骨精神によってスレイヤーとしての自覚を持ったことや、新たに入手した武器の効果、仲間の助力もあり、またしても有名スレイヤーたちを出し抜いてクリアすることに成功するのだった。
評価・レビュー
まだレビューはありません。