【リメイク版】俺は間違ったことをしていないはずなのに、なぜか容姿端麗な美少女幼馴染と義妹に嫌われている件について
最終更新:2021/12/23
作品紹介
むかしむかし、ある日のこと。 時系列でいえば俺、一之瀬航が小学校低学年ぐらいの頃の話。 「おにーちゃんっ! いっしょにあーそーぼっ!」 そう、現在俺の目の前で少し照れながらも満面の笑みを浮かべているのは俺より三つ年下の義妹、一之瀬遥である。 もうさっきの誘い言葉で可愛さの破壊力は半端なものじゃないが、俺の心にズキュン、と恋のキューピッドが刺さるレベルだ。 実際、こんな妹がいて断る兄貴がいるだろうか。いや、断じていないと誓おう。イエス、マム。 ――しかし、俺は何かを勘違いしていた。これからもずっと仲良くできるなんて誰が言っただろうか。 思えば、この時からだろうか。義妹である遥が俺から距離を取り始めたのは。 この時だっただろうか。嫌われ始めたのは。 正確な時期は覚えていない。ただ、少しずつ年数が経つにつれて、俺との距離が離れてしまった。 これは、そんな疎遠となってしまった義妹と同様に、幼馴染にさえも嫌われてしまっている俺が、何とか仲を取り戻せるように努力する。 そんなちょっぴりツラいけど、最後にその努力が報われる(多分)ラブコメディである。
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