暗殺者の結婚、というタイトルでもう惹かれる方、多いんじゃないでしょうか。
私もその一人です。暗殺と結婚という、ある意味対極にあるような二つの言葉が結び付けられている。一体何がどうなるの!? と興味がやまず、早速読んでみた訳でした。
この小説、凄いですよ!
軸として描かれるのは、主人公たる女暗殺者サザの生き様ですが、このサザがカッコイイのなんのって!
人間らしい葛藤や弱さを持っているのに、それらを乗り越えていく、ある種の「人間としての理想的な強さ」を持った主人公です。
サザはこれまでの人生、数多の苦難を乗り越えてきました。その時頼りにしてきたのは、国一番と称される「暗殺の腕」。
ところがこの「結婚」という難題に対しては、その暗殺の腕こそが足を引っ張るのです。
果たしてサザは「暗殺」と「結婚」にどう向き合うのか。
その時問われるサザの信念とは。
是非、あなたもその目で!
登録:2021/7/10 06:51
更新:2021/7/23 17:15