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@オノログ
登録:2021/7/24 11:32
更新:2021/7/24 11:32
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こちらはaruhiさんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。
5月の新緑が輝きだす頃、雨の気配がしはじめる6月になると、毎年思い出します。そして会いに行きたくなるそんな物語です。 14歳になったウェルウィンは魔女姫ミュリエルに招かれ、リーブシエールへ行くことになります。 少女が触れる景色の一つ一つが美しく、垣間見る狂おしいほどの愛情も、いっそ神々しい。 そしてどんな場面も、無邪気で優しいウェルウィンが愛らしく救われます。 銀の雨降る白い野茨のうつくしの庭へ、この季節にぜひ足を運んでみてください。
儀式の場面が、ものすごく美しかったです。 踊るたび、歌うたび、手繰り寄せられ、色がついていく様が、目に見えるようで、とても鮮やかでした。 みんなの友情も、憧れも、尊敬も、そこからくる悔しさや嫉妬も、ひたひたと感じられて素敵でした。