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白い世界に明日を想う。小さな魔法使いのお使いの意味

5.0
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 童話のような物語なのに、大人に刺さるお話です。


 「本を届ける」

 それが小さな魔女、アドリの今日のお使いだ。

 母の友人に、半年分という大量の本を運ぶ事になった彼女は、箒にまたがって一人で目的地へ。


 色鮮やかな世界から真っ白な世界へ。その色の差の理由と、お使いの意味と、魔法が使えない魔女という存在。


 短編なのであっという間に読めてしまうけど、彼女達のこの先の未来に想いを馳せずにはいられなくて、自分の中で物語が広がり続ける感じです。


 ぜひ本編で味わって欲しい。

MACK

登録:2021/9/11 07:50

更新:2021/9/11 07:49

こちらはMACKさんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。

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