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@オノログ

とにかくキャラが魅力的! 紀伊を地元とする作者さんの知識にも脱帽です。

5.0
1

ハンサム女子バーテンダーが、最高に格好いい……!


「いきなり何を」とドン引かれそうですが、ちょっと待って! 主人公・あかり先生が出会った瀬乃神宮の結界守・ユラさんは、どこに出しても黄色い声を浴びるに違いない逸材の持ち主なのです(待て)。


言うなれば、ハンサム。

称えるなら、クールビューティー。

例えるなら、宝塚トップ男優……!


運悪くあやかし達の戦いに巻き込まれたあかり先生を、身を挺して守ってくれます。


……まだ伝わってませんね。


ユラさんの魅力は、その太刀さばき中心のアクションはもちろんなんですが、歴代の由良様をその身に下ろすことにより、様々な顔を見せてくれる部分にあります。(早口)


さらに!


親密度が上がれば、地元・紀伊のお国言葉がこぼれ、ハンサム顔とはまた違ったチャーミングな一面を見せてくれることも……!!(そしてこの紀伊の言葉がまた柔らかくていいのよ~)(方言好きはぜひ!)


さらにさらに!


ユラさんの脇を固めるのは、瀬乃神宮の童子様たち!

もう、もう、かわいいしか出てこない……かわいい……みんなかわいい……(レビューって何だ)


ついついキャラのことばかり書いてしまいました。

ハラハラどきどきの【バトル物】として、おどろおどろしい【あやかし物】として、また和歌山のネタてんこ盛りの【ご当地物】と、たくさんの魅力あふれる作品です。

作者の三條すずしろさんは、別名義で歴史ライターのお仕事をされています。紀伊・和歌山を舞台としたこの作品は、三條さんの得意とするところがこれでもかと詰め込まれていて「こいつぁ後々すごいことになるじゃあねえかい?」と見守っている次第です。


2021年9月現在、物語は大きな敵を迎えて動き出そうとしています。

あなたもあかり先生やユラさんと一緒に、紀伊の山へ出かけてみませんか?

紙弥 (*´ω`*) ミノリ

登録:2021/9/18 17:56

更新:2021/9/19 10:03

こちらは紙弥 (*´ω`*) ミノリさんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。

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5.0
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紙弥 (*´ω`*) ミノリ