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人恋しくなる冷たい秋の空気の中に、楓色の温かさ

5.0
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 この作者さんの他作品と絡む登場人物がいますが、単独で読んでも全く問題ありません。


 強風のあとの落ち葉の片付けをしていた主人公寛。少し他者との距離を感じる人ですが、彼は他の人には見えない生き物……幽霊や妖怪? の類、そして妖精が見えるという秘密が。


 そんな彼が出会った不思議な生き物との触れあいと、世話焼きな妖精との邂逅が寛に変化をもたらせます。


 「少しだけ寂しい」


 そんな夕暮れに読みたい、心に寄り添うハートウォーミングな優しい物語です。

MACK

登録:2021/10/28 06:36

更新:2021/10/28 06:35

こちらはMACKさんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。

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5.0
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MACK