プレイしていた乙女ゲームの世界に転生したヒロインが、ゲーム知識を元に国の滅亡を回避しようと動き、恋をして、幸せを掴む物語。
1冊完結のラノベのように、さくさくと読める作品だった。
ゲーム通りに幾つかの重大な出来事が起こったものの、全ての事件が淡々とかつあっさりと終わっていったなという感じが強い。そのため、盛り上がりに欠けるというか全体の印象が薄かったなと。
言うならば『可もなく不可もなく』という感じ。
ゲームでの出来事を忘れないようにメモした紙が何度も出て来るので、それを誰かに見られて一騒動起こるのかと思っていたら、特に何もないまま終わってしまって「あれ?」と拍子抜けしてしまった。
意味深に出て来るなと思っていたのに……。
登録:2021/11/4 04:05
更新:2021/11/4 03:30