冤罪にも関わらず、婚約者である王太子に処刑されたヒロイン。だが生き返ったうえ、13歳まで時も巻き戻っていた。ヒロインの断罪現場にいた人々は、ヒロインが巻き戻りに気付いたと同時に前回の騒動を思い出し、それぞれの思いを胸に動き出す。その行動は国の根底を揺るがす大事件となっていく。
殺されたヒロインが巻き戻る作品はよくあるが、その場にいた重要人物からモブも含めて全員が記憶を持ったまま巻き戻る……という設定は面白いと思った。
記憶があるので、ヒロインを含め皆が「今度は失敗しない」と行動し、上手くいく者もあれば失敗する者もいる。そういった様々な人の視点で物語が紡がれていくのだが、基本的に淡々と描かれているので全体的に盛り上がりには欠けていたように思う。
恋愛要素は薄い。逆ハーED(相手は二人だが)とは思わず驚いた。
登録:2022/1/5 03:18
更新:2022/1/5 02:24