物語は現在終盤へと差し掛かっているわ。
でもアチシは断言する!
プロローグが読み終わった時点でも、レビューを書くのになんら不自由はなかったとね。
あっという間に物語の中に惹きこまれ、今後の展開がどうなるのか、期待せずにはいられなかったのよ。
そしてページを捲ったアチシは見事に裏切られた。
そこには期待以上の物語が拡がっていたの!
アチシの実家の自称小説家は、自分に書けないだろう作品に出合うと嫉妬するんだけど、この作品は実家に嫉妬することすら許さない見事な作品だったのよね~。
この物語は一話ごとに視点となるキャラクターが代わり、全体的に繋がりはあるけれど、基本一話完結というスタイルで構成されているの。
群像劇。
一話の中には、メインとなった登場人物の感情と行動が凝縮され、時には痛いくらいに読者に伝わってくる。
物語全体で見た場合の大きな謎もしっかりと用意されていて、様々な視点からその謎が深みを増すの。個で見ても、全で見ても隙が無い! ヤシコ、恐ろしい子|д゚)
まさにこの作品は万華鏡。
読み進めれば、読み進めるほど、不可思議でありながら見事な華を咲かせるこの物語。
数多の秀逸作品を押しのけ、私のお薦めしたい作品でもトップクラスに登りつめているこの作品を、是非お読みいただきたいわ♥
登録:2021/7/11 01:08
更新:2021/7/23 17:15