高校生の優也は、なぜか白い巨大なドラゴンを助けることになります。そして次に気がついた時には、知らない場所。隣には銀髪の美少女。2人の旅が始まります。
まず、この物語のすごいところは、言葉が全く通じないところです。問題なくやりとりできるのは、シルだけ。ユーヤはカタコトの現地語を覚えて旅を続けるのですが、結局最後までわからない言葉もあり、とてもリアルです。
そして、旅先での色々な料理。異世界の料理にもかかわらず、とても美味しそうで、お腹が空いてきます。
それからなんといっても、ドラゴンの美少女、シルの成長が微笑ましいのです。最初はなんでもユーヤに決めてもらっていた彼女が、だんだんと自分の意思を示すようになり、できることが増えていきます。ユーヤとシルの、ただの友だちではないけれど恋人でもない、という、瑞々しい距離感の描かれ方も秀逸です。
登録:2021/7/11 07:56
更新:2021/7/23 17:15