父親の借金により没落した子爵家令嬢のヒロインは、大好きな婚約者に婚約破棄を言い渡される。長らく想いを寄せていた令嬢に失恋した上司と共にワインを飲んだヒロインが朝目を覚ますと、何故か上司と同じベッドの上。記憶がないのでなかったことにしようとするものの、それから上司と関わることが増え、知らなかった真実や隠されていた事件に触れることになる。
同じ作者さんの【幽霊殿下とわたしの秘密のおしゃべり】のスピンオフ作品。
こちらのヒーローとヒロインが登場してくるので、知っていると「あ!」とにやりとできる。
短いけれど、ヒロイン・ヒーロー双方の恋心の移り変わりも描写されているし、「この部分がそういう風に繋がってくるのか!」という伏線の回収もなされていて、一気に読み終えて面白かった、と思えた。
登録:2022/4/9 19:52
更新:2022/4/9 19:26