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文字にzip圧縮された脅威の映像データ。その先にあるのは――【映画】

【CAUTION!!】

本作は文字列で構成された一般的な小説ではありません。

文字に映像データを圧縮させた特殊情報媒体です。


------------------------------------------------------------



僕は文字を読んで、風景が、人が、動きが伝わる小説が大好きです。


読んで――伝わる。

読んで――感じる。


本当に気持ち良いですよね。

伝わる事こそが、活字の真骨頂だと思います。


「文字を読んで、その場面を思い浮かべる」

これこそが、活字を読む際に得られる《最高の快感》だと思っていましたが

この作品を読んで、それは間違っていた事に気が付きました。


この感覚を遥かに上回る作品があったのです。

「電脳猟兵×クリスタルの鍵」

一文字一文字に《映像データが圧縮》されています。

マジです。


その映像データは……まるで映画です。


飛び散るガラスの煌めき

街のネオンが放つ霞むような夜の瞬き

主人公とすれ違う一般人の様子すら、仔細に描かれ―—

緊迫するシーンではスローモーションで再生されます。


マジです。ホントですw



脳内で映画の様に再生される理由は恐らく「計算されたカメラワーク」


練り上げられた全体像

そしてそれを読み手に映し出す、カメラワーク。


この2点が主軸となり、圧縮データが詰められた文字から再生される

映像は押井守監督が作った、近未来の公安部隊が活躍するあの作品のそれに

酷似すらします。




ただ、圧縮されたデータを再生するには

①データの解凍

②再生アプリケーション

が必要になるのも事実。



①データの解凍→少しばかり「ゆっくり」読む。焦らないで。

②再生アプリケーション→ガンアクション、諜報、潜入モノが好きな人なら

あなたの脳内には既に用意されています。ばっちりです。


------------------------------------------------------------


さぁ《映画》を見る準備が出来た方は、是非お進みください。


文字に圧縮された新次元映像空間へ、ようこそ。

防衛太郎

登録:2022/7/26 13:31

更新:2022/7/26 13:30

こちらは防衛太郎さんが読んだ当時の個人の感想です。詳細な事実については対象作品をご確認ください。

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