この作品の面白いところといえば、なんといっても三つもの世界が合体してしまうところにあります。
当然のように各々野心をあらわにし、戦争紛争は当たり前、植民地化も進めるぞ!という風に状況はどんどんカオスへ。
そんなカオス世界を、作者様の軍事知識で捌いたものがこの作品となります。
自分のように軍事に疎くても兵器の描写には見入ってしまい、それらが好みの方には間違いなくより楽しめるでしょう。
また丁寧な補足や地図などが添えられているので、自分のような阿呆でも現況を理解できます。
もちろん、”知識がある”だけでは面白い小説は書けません。
所々入るユーモア溢れるジョークには思わず笑ってしまいますし、臨場感のある異文化描写は秀逸です。
戦争をテーマとしているからこそ描ける、無常な悲劇には胸が痛くなります。
個人的になろうNo.1の架空戦記です。ぜひ読んでみてください。
登録:2021/7/17 17:12
更新:2021/7/23 17:15